ザイデナはアジア人が使うことを目的に開発されたED治療薬です。
その効果はバイアグラとレビトラのメリットを生かしたもので、効き目が早く即効性があり、勃起力もバイアグラやレビトラと同等の強さが期待できます。
さらにデメリットであった副作用も軽減されているため、体格が大きくないアジア人にも安心して使用することができるED治療薬です。
こちらのページではザイデナについて詳しく説明しています。
ザイデナの特徴
ザイデナは韓国のドンAファーマ社が開発したED治療薬です。
これまで開発されてきたED治療薬は、欧米での使用を視野に入れたものがほとんどでした。ザイデナはそんな中「アジア人に向けたED治療薬」として初めて開発されたED治療薬です。
欧米人とアジア人では体のつくりや体格に差異があるため、バイアグラなどのED治療薬はアジア人には効果が強すぎる傾向にあります。
2005年に韓国で発売されたザイデナは、副作用が抑えられ、食事の影響も受けにくく、効果時間も長いとのことで、本国の韓国ではバイアグラやシアリス以上に人気があると言われています。
ザイデナは成分ウデナフィルが配合されています。ウデナフィルは他のED治療薬と同じPDE-5阻害剤の1種です。
水分に触れるとゲル化状になり、活性成分を外に逃がさないよう障壁となる特徴があります。
勃起を萎えさせる酵素のPDE-5を阻害する働きがあり、陰茎の海綿体の血管拡張作用を促し多くの血流を集めることで勃起を持続させます。
即効性はバイアグラと同等ほどで、効果時間はレビトラより長い12時間ほどです。食事の影響を受けにくい特徴があります。
バイアグラの成分であるシルデナフィルとほぼ同じ構造をしていますが、シルデナフィルより副作用が抑えられた特徴があります。
現在は韓国および周辺のアジア諸国、ロシア、フィリピンなどでED治療薬として発売されています。
日本では副作用が少ないことから、毎日の服用を目的とした、前立腺肥大の治療薬として開発が進められいました(2016年まで)。
ドンAファーマ社(東亜製薬)は韓国トップの製薬会社です。循環器や消化器系疾患の治療薬をはじめとした多くの治療薬を開発しています。
錠剤は白い丸型が特徴です。
ザイデナの用法・容量
ザイデナは1回1錠、性行為の30分~1時間前に水またはぬるま湯で服用してください。
レビトラと同様に食事の影響を受けにくい特徴があります。しかし脂分が多い食事では、腸壁に脂分が付くことで成分を十分に吸収できない可能性があります。
脂分の多い食事では消化にも時間がかかるので、2時間以上時間を置く必要があります。
なるべく食事をする前の空腹の状態で服用して下さい。空腹時であれば成分が吸収されやすく、成分の吸収された30分以降には食事をとっても効果に映鏡はありません。
ザイデナは服用する1時間前から空腹でいる事を推奨致します。
用量は100㎎と200㎎の2種類あります。体格の大きな方であれば200㎎を服用することが可能ですが、大抵の方の場合、体格も大きくないので、100㎎が推奨とされます。100㎎でも効き目が強く感じる方はピルカッターなどで錠剤をカットして半錠ずつ服用して下さい。
効き目がイマイチという方は200㎎を試してください。
ザイデナの副作用
ザイデナは副作用が強く現れない特徴がありますが、副作用の現れは個人差があるため、副作用が確認されています。
ザイデナで現れる主な副作用は以下のものになります。
- 血管拡張作用による血圧の低下
- 動悸
- 鼻づまり
- 顔のほてり
- 目の充血
副作用の多くはザイデナの血管拡張作用によるものです。陰茎への血液が多く溜まって来ると副作用が緩和されるようになります。
その他、重篤な副作用として、「非動脈炎性前部虚血性視神経症」「勃起持続症」「視覚異常」があります。
非動脈炎性前部虚血性視神経症とは視神経への血流が低下することで、視神経細胞の機能不全や壊死を起こし、視力が急激に低下する場合があります。
勃起持続症は勃起が治まらない、または戻りにくくなる症状です。陰茎の海綿体の動脈の破損が原因とされます。4時間以上通常の陰茎に戻らない場合は勃起持続症の疑いがあるので、医師に相談してください。
視覚異常は目に見えるものすべてが青みがかって見えるようになり、青と緑の区別がつきにくくなります。これは一過性の症状ですので時間の経過により症状は緩和されます。
ザイデナの注意点
併用禁止
以下の条件に当てはまる方は、ザイデナの使用が禁止されています。
- ザイデナの成分にアレルギーがある方。
- 肝機能障害がある方
- 低血圧・高血圧の方
- 脳出血・脳梗塞・心筋梗塞を半年以内に経験した方
- 女性の方
ザイデナとの併用禁忌薬は以下のものです。
硝酸剤・NO供与剤(ニトログリセリン・虚血性心疾患薬)
血管拡張作用が強化され、急激な低血圧症となる可能性があります。
アミオダロン塩酸塩(アンカロン・不整脈治療薬)
アミオダロン塩酸塩が持つQTc延長作用が強くなる可能性があります。
CYP3A4阻害剤・誘導剤(リトナビル・サキナビルなど)
これらの薬の代謝に時間がかかるようになり血中濃度が上昇し、副作用が強く出る場合があります。
併用注意
以下はザイデナとの併用に注意が必要なものです。
グレープフルーツ
グレープフルーツに含まれるフラノクマリンは薬の代謝を遅らせる働きがあり、ザイデナと併用することで、成分を必要以上に吸収してしまい、副作用が強く現れるようになります。
降圧剤
ザイデナと降圧剤はどちらも血圧を下げる効果があるため、急激な低血圧症になりめまいやふらつきの症状が現れる場合があります。
ザイデナのジェネリック医薬品
ザイスマ
ザイスマはインドのレクメズ社が開発している、ザイデナのジェネリック薬です。
成分はザイデナと同じウデナフィルが配合されているため、ザイデナと同等の効果が期待できます。
バイアグラと同等の即効性と、レビトラと同等の勃起力、レビトラより長い効果時間、副作用が抑えられているなど、改良が加えられバランスの取れた使い勝手が特徴です。
ザイスマを開発したレクメズ社は、一部の製品の監修にインド在住の日本人が参加しているため、日本人やアジア人の体格や体質に合わせた薬の開発しているとされます。パッケージにも日本語が使われているのも特徴です。
国内での認可は無いため、処方されていません。
ズデナ
ズデナはインドのサンライズレメディーズ社が開発している、ザイデナのジェネリック薬です。
成分はザイデナと同じウデナフィルが配合されているため、ザイデナと同等の効果が期待できます。
バイアグラと同等の即効性と、レビトラと同等の勃起力、レビトラより長い効果時間、副作用が抑えられているなど、改良が加えられバランスの取れた使い勝手が特徴です。
ズデナを開発するサンライズレメディーズは、ED治療薬や早漏防止薬の開発を多数行っているジェネリック薬専門のメーカーです。その他にもインド発祥の健康法「アーユルヴェーダ」を積極的に取り入れた様々な医薬品を開発しています。
国内での認可は無いため、処方されていません。
ザイデナの比較
ザイデナとザイデナジェネリックの用量と価格の比較です。
ザイデナは国内での認可は無く、前立腺肥大の治療薬として開発が進められています。
お薬なび様を参考に価格表を明記致します。
ザイデナ | ザイスマ | ズデナ | |
---|---|---|---|
100㎎ 4錠 | 5,180円(1錠1,295円) | 2,500円(1錠 625円) | 2,700円(1錠 675円) |
100mg 20錠 | 9800円(1錠 490円) | 10,800円(1錠 540円) | |
100mg 40錠 | 16,800円(1錠 420円) | 17,280円(1錠 432円) |
ザイデナまとめ
ザイデナは日本を含めたアジア人が使いやすいバランスの取れたED治療薬です。
しかし日本では認可されていないため、処方で手に入れることはできません。
海外医薬品の通販サイトでもザイデナは販売されていないため、こちらでも購入することはできませんが、ザイデナのジェネリックは通販サイトで購入することができます。
興味のある方は海外医薬品の通販サイトを利用して、お試し下さい。